計算式
ランニングのカロリー推定は結局この一行に行き着きます。METは、その活動が座っているときの何倍のエネルギーを使うかを表す値で、計算機は速度に応じてCompendium of Physical Activitiesから読み取ります。
kcal = MET × 体重(kg)× 時間(時間)
登りはその上に加算されます。100mの登りにつき体重1kgあたり約0.5kcal、100mの下りにつき約0.2kcalです。下りのブレーキは伸張性の筋活動であり、ただではありません。
計算例
体重70kgのランナーが10kmを60分で走ります。時速10kmで、CompendiumではMET 10.0。したがって10.0 × 70 × 1.0 = 700kcalです。登り200m・下り200mを加えると98kcal増えて、合計798kcalになります。
ペースが数字をほとんど動かさない理由
同じ1kmを5:00で走っても7:30で走っても、体重70kgならモデルの答えは67kcalと70kcal——推定そのものの誤差より小さい差です。速く走れば1分あたりの消費は増えますが、かかる分数は減り、両者はほぼ相殺します。数字を動かすのは距離と体重で、そこから「体重1kgあたり1kmでおよそ1kcal」という古い目安が生まれました。ウォーキングはこの通りにはなりません。
体重と距離で見るランニングの消費カロリー
ペースは中程度の6:00分/km(9:39分/マイル)としています。1kmあたりのコストはペースにほとんど依存しないため、この数字は多くの人が練習する範囲でおおむね通用します。
| 体重 | 5km | 10km | ハーフ | フル |
|---|---|---|---|---|
| 50 kg | 250 | 500 | 1055 | 2110 |
| 60 kg | 300 | 600 | 1266 | 2532 |
| 70 kg | 350 | 700 | 1477 | 2954 |
| 80 kg | 400 | 800 | 1688 | 3376 |
| 90 kg | 450 | 900 | 1899 | 3798 |
| 100 kg | 500 | 1000 | 2110 | 4220 |
総消費です。同じ時間を安静に過ごしていても消費したはずの分を含みます。正味の数字は後述します。
ランニングのMET値
計算機が補間に使っている値で、Compendium of Physical Activitiesから取っています。最終列は体重70kgのランナーの1kmあたりの消費です。
| ペース · min/km | km/h | MET | kcal/km · 70 kg |
|---|---|---|---|
| 4:00 | 15.0 | 14.3 | 67 |
| 4:30 | 13.3 | 12.8 | 67 |
| 5:00 | 12.0 | 11.5 | 67 |
| 5:30 | 10.9 | 10.9 | 70 |
| 6:00 | 10.0 | 10.0 | 70 |
| 6:30 | 9.2 | 9.2 | 70 |
| 7:00 | 8.6 | 8.6 | 70 |
| 7:30 | 8.0 | 8.0 | 70 |
| 8:00 | 7.5 | 7.5 | 70 |
ウォーキングは遅いランニングではない
ウォーキングでは速度が1kmあたりのコストを実際に変え、その曲線は水平ではなくU字型です。時速5km前後に効率のよい速度があり、そこで1kmのコストが最小になります。それより遅く歩けばコストは上がり、速歩でもまた上がります。走りに切り替わる境目に近づくほど、歩行の力学的効率が落ちるためです。
| km/h | ペース · min/km | MET | kcal/km · 70 kg |
|---|---|---|---|
| 4 km/h | 15:00 | 3.0 | 53 |
| 5 km/h | 12:00 | 3.5 | 49 |
| 6 km/h | 10:00 | 5.0 | 58 |
| 7 km/h | 8:34 | 6.3 | 63 |
体重70kgの場合。最も安上がりな1kmは時速5kmです。同じ距離を走ったときの約70kcal/kmに対し、歩いた1kmのコストはその70〜90%です。1時間あたりの比較が示唆するような「半分」ではありません。
起伏が上乗せするもの
100mの登りは体重1kgあたり約0.5kcal——70kgなら35kcal——で、下りにさらに1kgあたり0.2kcalが加わります。下りでは大腿四頭筋が休むのではなくブレーキをかけているからです。獲得標高200mのアップダウンのある10kmなら、平地の推定に約98kcal、率にして14%が上乗せされます。多くのカロリー計算機がまるごと省いている、最大の補正項です。
総消費と正味の消費
METに基づく数字は総消費です。その1時間に体が使ったすべてを数えており、横になっていても使ったはずの約1MET分も含みます。食事と突き合わせて記録するなら、誠実な数字は正味のほう——体重1kgあたり1時間につき約1kcalを引いてください。先ほどの70kgのランナーなら、総消費700は正味630になります。多くのフィットネスアプリは総消費を表示します。数字が実際より景気よく見える理由の一つです。
この数字はどこまで正確か
MET値は実験室で測定された集団の平均であって、あなた自身の測定値ではありません。同じ体重・同じ速度の鍛えられたランナー同士でもランニングエコノミーは10〜15%違い、一般集団ではさらに幅があります。風、路面、気温、荷物、走りのフォームも実際の値を動かします。結果はおよそ±15%の幅として扱い、絶対的なカロリー帳簿ではなく、自分の練習どうしを比べる物差しとして使ってください。
よくある質問
5km走ると何カロリー消費しますか?
体重70kgのランナーで約350kcalです。1kmあたりのコストは体重1kgにつきおよそ1kcalなので、60kgなら300kcal前後、90kgなら450kcal前後になります。ペースによる違いはごくわずかで、効くのは距離と体重です。
10km走ると何カロリー消費しますか?
体重70kgの平地で約700kcal、50kgなら500kcal、100kgなら1000kcalです。起伏のあるルートでは、獲得標高100mごとに体重1kgあたり約0.5kcal、下りの分としてさらに1kgあたり0.2kcalを足してください。
速く走るほどカロリーを多く消費しますか?
1分あたりでは増えますが、1kmあたりではほとんど変わりません。体重70kgでは、モデルの答えはペース5:00で67kcal/km、7:30で70kcal/km——同じ1kmです。速く走ると距離が早く終わるだけで、それは時間の節約であってカロリーの節約ではありません。多く消費したいなら、遠くまで走ることです。
カロリーを消費するには走るほうが歩くより良いですか?
1kmあたりの差は思われているより小さく、体重70kgでウォーキングが約49〜63kcal/km、ランニングが約70kcal/kmです。1時間あたりでは差が大きくなります。走るほうがはるかに長い距離を進むからです。1時間歩くのと1時間走るのはまるで別物ですが、5km歩くのと5km走るのはそれほどでもありません。
計算機は起伏を考慮しますか?
します。獲得標高100mごとに体重1kgあたり約0.5kcal、下りにさらに1kgあたり0.2kcalを加えます。下りのブレーキも能動的な筋活動だからです。地図でルートを作れば、獲得標高は当て推量ではなく地形データから入ります。
ウォッチとこの計算機の数字が合わないのはなぜですか?
ウォッチは通常、心拍と個人プロファイルから推定し、この計算機はMET値と体重から計算します。どちらも10〜20%程度の誤差を持つモデルなので、一致することはありません。どちらも真実ではないので、一つを選んで使い続けてください。そうすれば自分の練習どうしの比較は保てます。